スロット 梅松

スロット 梅松

 だから今回ばかりは普段から避けていたこの言葉を言おう

「『俺』がお前に自由を与えてやる」 一人称を言葉に込めて、少女に誓ったのだ

校庭を進んでいき、野球部の練習場へと進んでいく

ネットで区切られた光景に「やっぱり、私たちが通っていた時と同じよね」「みたいだな

こっちから見たら反物質界の地球に行った時も そのまんまだったわ」「ふっふっふ……ここについては、 既に私のオリジナルバックストーリーを考えてあるのです!」「楽しみだなー……」棒読みの俺の声に気づかない感じで有頂天になっている美射は、緑の太いネットの切れ目から中へと入って行く

そしてプレハブの扉の前で立ち止まると「ふっふっふ……ここは"汗"がキーポイントです!」肩を落としながら「ああ……要するに、野球部員の汗臭い部室に興奮する変態の話だと……」美射は俺を全力で見下した眼をしながら「そんな、あっさいバックスストーリーがまさか欲しいの?」「……あの、お任せします」ここは堪えてひとすら下手に出る

意見したら絶対にめんどくさいことになる

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美射は満足した顔でポケットから取り出した鍵を部室のドアノブに差し込む

そしてあっさりと開けると、何となく汗臭い部室へと入って行った

俺も恐る恐る中へと入る

一応、情報共有しようと「なんかな、地球で見たときは外から人影が見えて 中に入ったら"ここは綺麗すぎる"っていう 女の声が……」途中まで言ったところで、美射は口に人差し指を立てて当ててウインクしながら"黙って"のジェスチャーをしてきた

その調子に乗った感じに多少ムカつきつつも何とか頷くと「新校舎が出来たころから、ここに部室は建ってるのよね