競輪で勝つ方法

競輪で勝つ方法

「リヴァーシュ隊、離脱していきます!」「ぬううっ」 兵からの報告を受け、北統王国中央軍指揮官ジラドルフは唸った

これで一万もの兵が一瞬で戦線から離脱した事になる

「ジラドルフ将軍、ここは引きますか…?」 ジラドルフの副官が顔色を伺うように問いかける

リヴァーシュ隊が消滅してしまった以上、敵を包囲するという当初の戦略は崩れたと言って良い

さらにグロスモント騎馬隊は間もなく本隊と合流、三万の軍団となるだろう

となれば、一度引き後方のバウテン上将軍《ハイ・ジェネラル》率いる兵と合流するという戦略が賢明に思えた

しかし、「将軍!あれを!」 別の兵が、南方――すなわち巨大要塞《フルングニル》方面を指差した

そちらへ視線を向ければ、砂塵がもうもうと立ちこちらへと接近して来るのが見て取れた

さらに、ジラドルフは兵から手渡された遠眼鏡《テレスコープ》を覗き込む

すると、隊列を組む聖王国兵の姿がその目に映る

あなたも好きかも:ロック・ペーパー・シザーズ
「この距離からでは全容は把握できませんが、砂塵の大きさからすると三万近い兵力かと…」「むう…ついに巨大要塞《フルングニル》から本格的な出撃か…!」 となれば、巨大要塞《フルングニル》軍が合流する前にグロスモント隊を叩くべきだろう

未だに数はこちらの方が上

そして部隊の足並みも揃いつつある

リヴァーシュ隊のように不意を突かれ潰走するなどという危険もない

 もちろん、敵指揮官が実力者である事は今までの戦いぶりから見て取れる

だがジラドルフも勇猛さでは北統王国にその人ありと言われた人物だ

犠牲を払うのを覚悟で戦えば、同数以下の敵にやすやすと負ける事はない

「ジラドルフ隊、敵軍に向かい前進!さらに左翼のパウル隊に伝令を送れい!我ら二部隊で敵を打ち破らん!」